違法留学するタジキスタン人学生
タジキスタン政府はエジプトに留学中の学生100人以上を強制送還させた、と英Telegraphが報じている。送還させられたのは、カイロにあるイスラム学の権威、アル=アズハル大学に違法に留学しているタジキスタン人学生134名。同国政府は、アル=アズハル大学で学ぶ1,000人近くの留学生に帰国を要求しているが、その大半が違法留学生でロシアなどの国々を経由してエジプトへ入国したという。
過激派との戦闘が続くタジキスタン
今年初頭、タジキスタンのエモマリ・ラフマン大統領は、テロ組織にスカウトされる恐れがあるとして、海外のイスラム神学校へ子供達を留学させないように、と国民へ呼びかけていた。9月に28名の兵士の命が奪われた襲撃について、アルカイダと関係のあるウズベキスタン・イスラム運動が犯行声明を発表。タジキスタン当局は、自爆テロを行ったテロ組織を非難し、アフガニスタンと国境を接するラシュト峡谷地域でイスラム過激派掃討作戦を展開している。
Telegraph
http://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/asia/tajikistan/8120123/Tajikistan-calls-students-home-from-Egypt-in-bid-to-prevent-radicalisation.html