憧れの米国留学
年々増加するイランからの米国留学生についてNYTimesのオンライン記事が詳しく伝えている。オクラホマ大学で工学を研究するイラン人学生のFathiさんは、子供の頃から海外で学ぶことを考えていたという。スウェーデンとカナダの大学にも留学申請をしたが、第一志望は米国だった。イランでは子供に英語教育を行うため、イラン人留学生にとってアメリカは馴染みやすい国だという。
人気の理由は
アメリカで学ぶイラン人学生数は過去10年間で最多となっている。ニューヨーク国際教育研究所の調査によると、1979年に5万人を越えピークを迎えたイランからの留学生はその後減少の一途をたどる。そして1999年に1,700人弱で底を打った後、少しずつ着実に増えてきているという。
イランの学生が留学先として米国を選ぶ理由は、優秀な大学と手厚い研究資金にある。両国間で高まる政治的緊張をよそに、イランの若者たちは米国で受けた教育が帰国してからの就職に有利に働くと考えているのだという。南カリフォルニア大学で産業工学を学ぶEsfahaniさんは話す。
工学のような特殊分野の世界で最も優れた大学はアメリカにあるんです。
そんなイランからの米国留学生に立ちはだかる壁とは…。(<2>へつづく)
NY Times
http://www.nytimes.com/2010/08/10/education/10students.html?_r=1&scp=6&sq=%22study%20abroad%22&st=cseInstitute of International Education
http://www.iie.org/