日本人学生の就職枠を圧迫
日本では連日、経済不況のニュースや若者の就職難のニュースが報道されている。さらに現在の企業の海外進出の流れもあってか日本人学生の就職枠が圧迫されている。ニュースサイト
The Daily Mainichi Newsが10月17日にthe Japan Student Services Organization (JASSO) が開いた就職準備セミナーの様子を報じている。
【image】Marc_Smith‘s photostream予想外の盛況
JASSOが主催した留学生向けの就職セミナーに予想を超える517人の学生が集まった。集まった学生の国籍は中国、韓国、バングラデシュ、などの経済発展が著しいアジアの国々の学生が目立つという。
中国のからの留学生のLing Yiさんは日本で就職活動を行う理由を以下のように語った。
中国では就職率が日本に比べて低いという現実があります。現在日本は不況で、就職競争が激化していますが私は日本で就職したいのです。
またベトナムからの留学生は日本のサービス業の素晴らしさを感じ、ベトナムにそれを伝えるために日本で就職することを望んでいるという。
意外に知られいないが、海外から日本への留学生は2009年に132,720人を数え過去最高を記録した。それに加え、2008年には11,040人に上る留学生が日本で就職活動を行ったというデータもある。
企業にとって、英語とそれに留学生の母国語と日本語を加えた3ヵ国語を操れる人材は海外進出にはとても魅力的だろう。日本人学生も企業の思惑に同調し海外に目を向けざるを負えない状況になってきているのではないだろうか。
The Mainichi Daily News