小澤征爾さんらに師事、ウイーンなどに留学も
16日まで開かれていたイタリア・パルマのアルトゥーロ・トスカニーニ国際指揮者コンクールで、ミラノ在住の日本人女性指揮者、三ツ橋敬子さんが準優勝および聴衆賞を受賞した。
17日、同受賞が彼女の日本の所属事務所あて連絡が入ったという。イタリアのパルマ生まれの指揮者で、イタリアを代表する指揮者アルトゥーロ・トスカニーニの名をもつこのコンクールは、国際的指揮者の登竜門だ。過去には1987年に大野和士さんが日本人としてただ一人、優勝しているが、女性指揮者が準優勝以上を受賞するのはこれが初めてというから快挙だ。
三ツ橋さんは東京都に生まれて、指揮を学び始めたのは16歳。小澤征爾さんらに師事し、東京芸大大学院修了後、ウイーンなどに留学したという。今も欧州各地でタクトをふるっている。
【編集部 齋藤 碧】
西日本新聞
http://nishinippon.co.jp/nnp/item/204010三ツ橋敬子(指揮)
http://www.cityphil.jp/about/t22mitsuhashi.html