若い女性皇族方が留学や研修のために続々と海外を訪問されている。
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女性皇族方の海外留学
秋篠宮文仁親王と紀子さまの第一女子、眞子さまは7月4日にアイルランドへご出発。ユニバーシティ・カレッジ・ダブリンで研修を受けられていた。そこは皇族が多く通われてきた学習院系の大学ではなく、英語教育に重点を置くICUで、皇族として初めて入学された。
そして寛仁親王の長女、彬子さまは学習院大文学部を卒業した平成16年から、英国のオックスフォード大に5年余りにわたってご留学。大英博物館の収集や展示から、英国人の日本美術観の変遷を論じ、歴代の女性皇族として初の博士号となる哲学博士の学位を今年取得された。
三女で城西国際大学2年の絢子さまはカナダのバンクーバーやビクトリアに滞在し、ブリティッシュコロンビア大学とカモーソン・カレッジで社会福祉に関する講義を受けたり、現地の福祉施設を訪問された。
海外留学の理由
なぜ女性皇族方が海外留学をするのだろうか。産経ニュースは宮内庁幹部の言葉をこのように取り上げていた。
ある宮内庁幹部は「皇室の方は外国の人々と交際される機会が非常に多い。海外に出て、語学や国際感覚を身につけられることは、将来にわたり非常に役立つ」と話す。今年の6〜8月は、すべての皇族方(22方)をみても、3分の1を超える8方が海外を訪問し、国際交流に努められた。
皇族は外交上大きな役割を担っている。海外へ趣きもてなしを受けた時、通訳を介さず国際共通語で感想や感謝の言葉を述べるならば両国の友好関係は一段と深まるはずだ。若き女性皇族方の払われる努力に影響を受けずにはいられない。
海渡る新世代女性皇族方 語学、福祉…ご研修次々宮内庁