現地に着いてから気付くケースも
「留学に予防注射は必要なのだろうか?」そんな疑問を持った人はいないだろうか。 ニュースサイト
Daily Planetがそんな疑問に答える記事を掲載している。
【image】alvi2047's photostreamRaphael SchaeferさんはミネソタのセントポールにあるHamline大学の新入生だ。 留学前に予防注射をしてこなかったというSchaeferさんだが、ここにきて予防注射の必要性を感じているようだ。
Schaeferさんはミネソタの天候について以下のように語っている。
朝起きるときれいな空が一面に広がっていてとてもきれいだった。 でも、2時間後には外は大吹雪なんだ。 ドイツとこんなにも違うなんてちっとも予想できなかったよ。 みんなが噂している冬のミネソタがすでに恐ろしいよ。
それと印象に残ってるのはここに来た時に皆が予防注射の話をしていたことだよ。 ドイツでは予防注射なんて打ったこともなかったけど、ここにいる皆が予防注射を僕に進めるんだ。
それで予防注射を受けた方がいいのかな?って思い始めたんだ。
大学側でも対応
Hamline大学のヘルスセンターで看護士をしているBarbara Besterさんは予防注射をするか否かについていかように必要性を語っている。
予防注射をした方がいいかと聞かれたら「えぇ、もちろん」って答えます。 留学生だけではなくここにいるすべての学生に予防注射が必要です。 留学生はとくに旅行などに出かけて菌に触れる機会も増えてきますし、予防注射はした方がよいでしょう。
St. Thomas大学では毎年のインフルエンザ流行前に学生たちに予防接種の通知をするという。 またミネソタ大学でも予防注射の受付を始めているという。 大学側は予防注射が単に自分自身を守るだけでなく、周りへの感染を防ぐという意味でも重要な事としている。
Minnesota Department of Healthによると予防注射は皆がする事が望ましいが、特に5才以下の子供、65歳以上の高齢者、妊娠している女性、病気で体の弱っている患者などに強く予防接種を受けることを勧めているという。
ミネソタでは昨年約2000人がH1N1型のインフルエンザに感染し、そのうちの63人が死亡しているという。
尚、予防接種は保険適用なしの状態で$25~30で受けられるそうだ。 もしもの時に備えるのには高くはない金額だろう。 これから留学を考えている人は予防接種のことも頭に入れておこう。
Daily PlanetMinnesota Department of Health