退学者の割合が深刻に
Statistics Canadaの報告によるとカナダの15~19歳の20%の生徒が登校していないという。 これはOECDの調査平均15%を大きく上回る数字だ。加えて、退学者の割合も深刻なものになっている。 全体で15歳の25%、19歳の26%がそれぞれ退学するという。 州別でみるとAlberta州が26%、New Brunswick州が15%となっている。
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right reserved by Extra Ketchup就職にも悪影響
余談だがカナダの24~64歳の高校卒業者の就職率は58%で、それに対して大卒者などの高等教育を受けた人々は83%の就職率となっている。 このようなところで格差として現われてしまうのは残念だ。
カナダの教育はレベルが高く留学で要求される成績やTOEFLのスコアも他の国々に比べると高い。 教育の質が高過ぎることで退学者などが増えてしまうのであれば、単純に教育のレベルを上げればいいものでもなさそうだ。
しかしながら、カナダの教育の質の高さは魅力的で日本からも多くの学生がカナダへ留学する。 アメリカやオーストラリアへの留学も大いに結構だが、この機会にカナダの大学についても調べてみてはいかがだろうか。
Statistics Canada