政府が留学生の受け入れ制限を発表
イギリスのニュースサイト
Guardian.co.ukはキングストン大学が留学生の受け入れ数を減らさざるをえず、授業料などからの貴重な収入が大幅に減ってしまう事が懸念されていると報じた。
(image)
right reserved by heart_thrb事の発端は移民管理局のDamien Green氏の以下のコメントだ。
イギリス政府は不要に入国してくる非ヨーロッパ圏から来る学生を抑えるためにも留学生の受け入れを制限すべきだ。
Sunday Times 2010 University Guideの発表によれば、キングストン大学は122の大学中72にランクインされており比較的留学生の割合が多い。そのため今回のGreen氏の発言でキングストン大学が被る影響は大きいとみられている。
大学の収入の大幅減か?
2009年の9月の時点でキングストン大学では2,416人の留学生が学んでおり、その留学生によってもたらされる収入は年間23.3ミリオンポンド。大学の総収入の10%以上を占めるという。
キングストン大学のスポークスマンは以下のようにコメントし、Green氏の発表を非難した。
大変失望している。 今回のことで影響を受ける大学はイギリス全体で多くて30%にも上るだろう。 留学生の確保は大学が生き残るために必要不可欠なことなのに。
留学生の払う学費は母国の学生よりも割高だ。アメリカのあるカレッジでは、1単位当たり7倍もの授業料を払うことになっていた。 アメリカでもそうだが、留学生の割高な授業料は大学にとって貴重な収入源のようだ。
大学の授業料の目安は、大体一学期に12単位を取るという仮定で書いてあることが多い。 仮に15単位取れば日本円で6~10万円の差が出ることもあるので注意するべきだ。
1単位当たりの授業料は大学のホームページに書いてあるので留学前には必ずチェックしておこう。
Guardian.co.ukキングストン大学