日韓留学の変化
最近、韓国について学ぶため海を渡る日本人留学生が増えている。以前には見られなかったことだ。朝鮮日報はソウルの日本人留学生との座談会を開き、その中で留学生の興味深いコメントを紹介している。
実際、韓国での感情ってどう?
及川さん=「よりによってなぜ韓国なの?」と聞かれる。教科書問題などが大きくなるたびに「反日感情がひどいと聞くが、暮らしていて大丈夫なの?」ともよく聞かれる。反日感情が全くないわけではないが、危険はない。韓国人の情深さや温かさに触れ、韓国に対するイメージが大きく変わった。
個人間の友情は国家問題の壁を越える。
高嶋さん=反日感情があることを知る前に、韓国人と接する機会があったためか韓国に対するイメージは悪くなかった。ただ、今回のサッカーのワールドカップ南アフリカ大会で、日本対パラグアイ戦を見ていた時、韓国人がパラグアイ人にでもなったかのように必死に応援し、日本が負けるのを喜んでいる姿を見て居づらい思いをした。
【画像イメージ:
World Cup London 2010 】
W杯という特別な環境が感情を掻き立ててしまうのだろう。
湯山さん=日本人だからといって、身の危険を感じたことはない。以前は日本人だということを隠さなければならなかったとも聞いたが、わたしは韓国で3年間、一度も自分のことを隠したことはない。
韓国での反日感情はわたしたちが日本の報道から受ける印象とはずいぶん違い、日常ではほとんどない状態のようだ。
朝鮮日報
http://www.chosunonline.com/news/20100831000077