日韓留学の変化
最近、韓国について学ぶため海を渡る日本人留学生が増えている。以前には見られなかったことだ。朝鮮日報はソウルの日本人留学生との座談会を開き、その中で留学生の興味深いコメントを紹介している。
(画像はイメージ)
韓国から学べることは?
高嶋さん=お互いに長所・短所が共存していると思う。韓国にも日本人が学ぶべき点がある。バスで、韓国の若者はお年寄りに対し、当然のように席を譲る。
及川さん=日本はサービス業や技術などでリードしてきたが、今は停滞期だ。一方、韓国は「パリパリ文化(何に対しても『早く、早く』と急ぐ、または急がせる慣習)」があるためか、慎重さに欠けている気がする。その代わり、人々はエネルギーにあふれている。
日本でも目上の人を敬う態度は決して失ってはならない。また、今の韓国を見て日本の発展途上の時代を懐かしむ人もいるだろう。日本は活力のある社会を取り戻したいものだ。
歴史問題についての認識は?
高嶋さん=韓国に来る前、「韓国人は日本のドラマや文化は好きだが、日本人自体が好きかどうかは別の問題だと考えている」と聞いた。仲の良い友人が「独島(日本名:竹島)は韓国領土」と書かれた靴下を履いているのを見て、「ああ、そうなのか」と思ったことがある。
そのような衣類はどこで販売されているのだろうか。
湯山さん=3年前に韓国に来たが、歴史観について聞かれたのは、5回ほどだ。それも全部酒の席だった。実は、踏み込んで討論する自信はない。しかし、韓国の若者も深い話はよく分からないのでは、という気がする。
酒の席では話しが盛り上がり過ぎることもあるため、過剰反応する必要はないだろう。しかしそれを韓国人の心の内を知るための良い機会と見なして、韓国側から見た歴史問題への認識を深めることは必要なのかもしれない。
朝鮮日報
http://www.chosunonline.com/news/20100831000077