国際社会で後れをとる日本! アジアの留学生の推移
楽天やユニクロが海外マーケットに活路を求めて社内で英語の公用化を発表してから賛否両論があった。しかし、海外を見てみると日本の国際競争力は著しく低下しているとの見方が強い。
まずアジアの中で見ても英語をビジネスレベルで扱える人材が日本には圧倒的に少ない。
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The 2009 Open Doors reportが発表したデータをみるとこのままでは日本は現在の競争国に送れをとるだけでなく、後進国に追い抜かれる可能性もある。
主な懸念材料は2つ「アジア人留学生数国別トップ3に入っていない」こと。もうひとつは「アジア後進国のアメリカ留学生数の増加」だ。
<アジア人留学生数国別トップ3に入っていない>
アジア人のアメリカ留学者数はここ数年増加傾向にある。
その中でトップ3を見てみると今の国際競争力を反映している。
「アジア人留学生数国別トップ3」
1位 インド (83、833人)
2位 中国 (67、723人)
3位 韓国 (62、392人)
インド、中国、韓国といった厳しい国際競争の中で存在感を示しているこの3国が上位に入ったのは不思議なことではない。日本に関しては記述すらなく、国際社会での影響力の低下がこのようなところにも表れている。さらにそんな日本に追い打ちをかけるな事実がある。
<アジア後進国のアメリカ留学生数の増加>
ここ数年でのアジア人のアメリカ留学生数の増加のなかでアジア後進国の留学生の増加が目立つようになってきた。
「増加傾向が目覚ましい上位3国」
現在留学生数12位 サウジアラビア (増加率128.7%)
現在留学生数13位 ネパール (増加率27.9%)
現在留学生数20位 ベトナム (増加率31.3%)
このように後進国も国際競争を勝ち抜くために留学生数が増加している。日本も現在の国内の消費の冷え込みで海外マーケットに進出する企業が増えるかもしれない。
そんな時こそ英語が使えるアメリカ留学生組の力が必要な時ではないのか。
College View
http://www.collegeview.com/articles/CV/campuslife/international-students-in-us.html