日本経済大学は、2月27日(水)にポルトガルのセトゥーバル・ビジネススクールと調印式を行い、学術交流協定を締結した。
両大学における交換留学生の受け入れなど
セトゥーバル・ビジネススクール(IPS)は、ヨーロッパ諸国の玄関口として製紙業や自動車産業で栄える港町 ポルトガル・セトゥーバルに設立された私立大学。
1979年の設立から現在までにセトゥーバルとバレイオにキャンパスを有し、経済学科、教育学科、健康学科、工学部に6,000名を超える学生が在籍している。
ユネスコの世界遺産に登録されている大規模な保護地域など、海と山で構成される多様な景観を持つ、地政学的にも重要な地域であることから、観光やマーケティング、マリンバイオテクノロジーなど、地域と密着した課題解決型学習(PBL)にも注力されている。
セトゥーバル・ビジネススクールにとって、同学は日本の大学として初めての提携校となる。
今回の協定により、両大学における短期研修プログラムの実施、交換留学生の受け入れ、教員の相互派遣などの人材交流や、EU諸国の「食」をテーマとしたマーケティングなど、相互の大学におけるコラボプロジェクトの実現やグローバル・レベルで活躍する人材育成を進めることも意図しているという。(慶尾六郎)