留学費用の補助制度
グローバル化が叫ばれるなか、海外留学をしない「内向き」の高校生が増えていることをふまえて、岡山県の教育委員会は留学費用の一部を補助する制度を設置した。
この制度は、海外留学を経験する高校生を増やし、さらには世界を舞台にして活躍する「グローバル人材」を育てるためのもの。
全国的な調査でも浮き彫りとなっている、日本の高校生の「内向き志向」に、「回れ右」と号令をかけて「外向き」にし、さらに後押しをする狙いだ。
制度の詳細について
対象となるのは、岡山県内の公・私立高校や高等専門学校に通う生徒。初年度の募集枠は5人で、7月6日まで申込を受け付けているという。
この制度を利用すると、
「日本の高校に相当する外国の教育機関に原則1年間留学する場合、授業料や航空運賃を含む留学費用として、1人当たり40万円を上限」
に補助金が支給されるそうだ。
応募には、直前の1年間の成績の平均点が5段階評価で4以上などの応募基準を満たしている必要があり、採用者は書類選考を元に決定されるという。
制度を利用して、留学にチャレンジしよ
う高校生の海外留学は、私費留学だと年間250万円から400万円程度かかるといわれる。
また、各国の団体が仲介して授業料などを免除する交換留学制度を利用すれば、年間費用120万円から140万円程度で留学できるケースもある。
傾向としては高校2年次に渡航するケースが多く、留学先の授業が日本でも単位認定されれば、帰国後の進級も可能だそうだ。
こうした制度を利用して、ぜひ留学にチャレンジし、「国際的なコミュニケーション能力」を高めてみてはいかがだろうか。
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