新たな取り組み『紛争地留学』
大阪大学など4大学が集い、「アジアの平和と人間の安全保障」という留学プログラムをスタートした。
このプログラムでは、平和な日本では実感できない「エネルギー」を東南アジアの「紛争の地」で学ぶというもの。
グローバルに世界で活躍できる人材の育成が狙いだという。
東南アジア大学との交換留学
留学先は、現在ミャンマーとの国境に近いタイ北部や、独立紛争から大津波まで経験したインドネシア・スマトラ島などに位置する5大学。
留学期間は最長半年間で、その間は授業料を免除し、学期単位で大学院生の「交換留学」という形をとるようだ。
今年度は、日本から10人が留学するという。
人生の中では大きな意義
参加者の一人である、阪大大学院国際公共政策研究科2年、石黒彩子さん(23)は、産經新聞のインタビューで、
「(難民キャンプにいる)タイで生まれ育った若者には祖国ミャンマーという感覚がなくなってきている。世代間ギャップが生まれている」
と感想を述べた後、
「学歴を考えて著名な大学に行くのもわかるが、ミャンマー難民について研究するならパヤップ大は意味がある。何より自分の人生の中では大きな意義があると確信している」
と熱く語った。
特にこうした「人間の安全保障」といった問題は、実際に現地で体験しないことには、机上の空論になりがちだ。
それを防ぐためにも、この取り組みは有意義なものとなるにちがいない。
このプログラムを通じて、多くの学生がたくさんのことを学ぶことを期待する。
【おすすめニュース】
本木雅弘、長男をスイス留学「超セレブ寄宿学校」AV男優大丈夫?女性のアソコをなめると「ガン」になる?!売春合法化への動き平成23年度 大学の世界展開力強化事業構想の概要
http://www.jsps.go.jp/j-tenkairyoku/data/shinsa/h23/a2002.pdf阪大院生を本気にさせた「紛争地留学」人材育成の新スタイル
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120513/