原発の問題
放射性物質による被害を心配するのは、日本国内にいる人たちだけではない。留学生など海外にいる人にとっても、自分たちのいる場所が安全かどうかは心配の種であろう。
(画像: San Onofre Nuclear Waste Generating Stationサイトより)
カリフォルニア州での事故
今年1月、米原子力規制委員会(NRC)の発表によると、アメリカ、カリフォルニア州南部のサンオノフレ原発の配管から水が漏れ出した。
その際、微量の放射性物質が大気中に放出された可能性があるとされている。原子炉は緊急停止されたが、日本でもおなじみの「現場作業員や付近の住民への影響はない」という報告に終わった。
しかし3月に入り、原発を運営する電力会社は「新たに配管7か所で破損の恐れがある」と発表。3月16日までに検査を終えた配管は全体の1%に過ぎず、さらに破損箇所が増える可能性もあるという。
(画像: San Onofre Nuclear Waste Generating Stationサイトより)
カリフォルニアといえば日本の震災後に発表されたフランスのCEREAによる『環太平洋地域におけるセシウム137の汚染シミュレーションマップ』で、福島原発による被害が西日本より汚染が深刻であることを指摘されていた。
日本人の測り間違いなのか?
さらに今年3月11日に反原発ラリーに参加していた日本人が、ガイガーカウンターを使用してサンオノフレに近いサンクレメントビーチの放射線量を測定したところ、宮城県の数値と同程度の高い放射線量が観測されたという。
しかし、これに対して国土安全保障省の教授は、日本人のガイガーカウンターでの測定に正確性が欠けており、数値が間違っているとしているとして事実を否定している。
実際のところはどうなのだろうか。
サンクレメンテで同日本人たちが講演を行った際には、コミュニティーセンター内で0.25マイクロシーベルト/時(0.025mR/h)を観測した写真も掲載されている。
(画像: San Onofre Nuclear Waste Generating Stationサイトより)
どの高さでの計測なのかは書かれていないが、地上50センチメートルで0.25マイクロシーベルト/時であれば、除染が必要なレベルである。
地域の人たちの安全のためにも、公に改めて測定をおこなうことが必要なのではないだろうか。
編集部
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Fukushima Remembered in San Clemente
http://decommission.sanonofre.com/2012/03/Radiation Leak at San Onofre?
http://sacredskysacredearth.com/2012/03/13/米原発、放射能漏れか カリフォルニア州南部
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120202/米原発の水漏れ事故 ほかの部位も破損のおそれ
http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/220317017.html放射能仏分析「カリフォルニアの汚染は予想以上にひどい」
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11139956566.html