米ニュージャージー州プリンストンに本部を置く、エデュケーショナル・テスティング・サービス・ETSは、6日、2011年に英語能力試験TOEFLiBT(インターネット版TOEFL)テストを受験した日本の学生数が前年比11%増加し、昨年はTOEFLテストを受験した日本人の数が過去最高になったと発表した。
日本人学生のTOEFLテストのスコアを受け付ける教育機関の数も、130カ国、8500校以上に増加。こうした傾向は、TOEFLテストが、国際的に入学許可目的で使われる英語能力試験としては最も広く認められており、圧倒的に多くの教育機関が他の英語能力試験ではなく、TOEFLテストを採用している、などのことから導かれてくるものだ。
ETSのデービッド・ハント副社長兼最高執行責任者(COO)は「TOEFLテスト受験はますます日本の学生に魅力的になっている。日本の学生は一つの英語能力試験を受ければ済むことの便利さを分かっている。その評価はオーストラリアやカナダ、英国、米国を含む世界中のほぼすべての教育機関で受け入れられている」と今回の結果についての認識を語る。
TOEFLテスト受験の日本人の数が過去最高になったことは、国際人志望の日本人の数も過去最高となったとも言える。頼もしいこの数字の今後に期待がかかる。
エデュケーショナル・テスティング・サービス・ETS