広がるFacebookの輪
海外の留学生はもちろん、国内でもいまや500万人の人たちが利用し、急速に広まるFacebook。
しかしその使い方や掲載する「情報」に関してしっかりと管理をしないと、「個人情報」の流出につながったり、サイバー攻撃に悪用されてしまったりする恐れもあるという。
(Photo:
Facebook By stoneysteiner)
素行調査やアカウント乗っ取り?
海外では、実名主義というFacebookの性質を利用して、正社員だけでなく、アルバイトの応募者の素行調査にも使われるそうだ。
「偽アカウント」なるものも多く出回っており、バラクーダネットワークスジャパンの調査によると、
「偽アカウントのうち女性を装っているのは97%」
「友達の平均人数はリアルユーザーが130人であるのに対し、偽アカウントはその6倍の726人」
「写真ごとの平均タグ数は、リアルユーザーが4枚の写真につき1個、偽アカウントは4枚の写真につき136個で、100倍以上タグを利用している」
なんてことも明らかになった。
このような偽アカウントは、Facebookの機能を利用して一般ユーザーに対して悪意のあるリンクを表示させるだけでなく、「アカウントリカバリ機能」なるものを用いて「アカウントを乗っ取る」こともできるそうだ。
いますぐ設定や友達を見直そう!
初期設定では、ほとんどの個人情報の公開範囲が「すべてのユーザー」となっており項目が多く、世界中の誰もが自分の情報をみれる状況にあることも多い。
Facebook側が対応をする必要があるのはもちろんだが、個人でも自分の設定を見直したり、偽アカウントと「友達」になっていないかどうかなどを確認する必要があるだろう。
編集部 鈴木真美
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http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/Facebookユーザプロファイル:リアルユーザ対フェイク(偽)プロファイル
http://www.barracudalabs.com/fbinfographic/japan.html