年金不足に悩むカナダの大学
カナダの大学が、深刻な年金の積み立て不足問題に直面している。いくつかの大学は、大学の運営資金からの捻出や従業員の負担額の引き上げなども視野に入れているという。
最も深刻なダルハウジー大学は270億ドルの不足をかかえ、トロント大学でも約10億の不足になるというのだから驚きだ。
大学の資金は何のためのもの?
こうした問題で被害を受けるのは、学生と納税者たちだ。状況の改善には、政府からの支援を拡大してもらうか、授業内容を削減する、学費や諸経費をアップするの3択しかないという。
新しい世代への教育のための資金が、年配の教授たちの資金へと消えていく状況をきちんと考え直す必要があるだろう。
編集部 鈴木真美 / 写真 by Tiagø Ribeiro
Staggering pension shortfalls erode university operating budgets
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