フィリピンへの留学生は増加中
フィリピン移民局(BI:Bureau of Immigration)の発表によると、2011年度はたくさんの学生がフィリピンに留学し、その数は2万6千人以上にのぼった。
そのうち1万7千人以上が政府認定を受けた学校で学んでおり、その他の学生は小中学校などに通っている。留学生のうち、最も多いのが韓国人で、その後に中国人、イラン人、アメリカ人が続く。
毎年より多くの学生が押し寄せるのは、フィリピンがアジア太平洋地域において、教育の中心地となりつつあるからだろう。実際、他のアジアの国々との競争のなかで、教育システムの質も、どんどん向上している。
フィリピンで学ぶ日本人
上位の4か国の学生数と比べると、日本人の留学生の数はまだ多くはない。しかし、フィリピン人講師とのオンライン英会話教室が人気を集めていることなどをかんがみると、フィリピンで英語を学ぶことに興味がある日本人は着実に増えているはずだ。
ただし、フィリピン留学に興味のある方は、留学先を決める前にその学校が政府の認定を受けているかどうか、必ずチェックしてほしい。BIは現在、留学生の受け入れ資格がある学校として、104の学校に特別許可を認定している。(
移民局による特別許可認定校リスト)
フィリピンで語学留学をするには、SSP(Special Study Permit)という名の特別就学許可証と観光ビザの両方が必要になるのだが、許可証の取得には移民局の認定校に申込をしている必要がある。それ以外の学校に行くことは、不法行為とみなされるので十分注意が必要だ。
編集部 鈴木真美
フィリピン移民局フィリピン政府観光省