カリフォルニア州外からの学生増加
UCバークレー校は6月30日、翌年度の新入学生のうち3分の1近くが、カリフォルニア州外もしくは国外から入学してくることを発表した。この割合は他のカリフォルニア州内の公立大学と比べても非常に高い割合で、州全体でみると、カリフォルニア州内の公立大学に入学する州外の新入生の割合は12.3%、UCLA校では18%、UC Davis校に至ってはわずか8%である。
授業料の違いと値上げの予兆
アメリカの公立大学では、州内出身の学生と州外の学生とでは支払う授業料の値段は異なる。UCバークレー校の場合、カリフォルニア州内の学生に対する翌年度の授業料は1万1千ドル程度だが、州外の学生の授業料は3万4千ドルにもなる。それにもかかわらず、2年前に比べて州外からの新入学生の割合が増加している。2009年度は10.8%、昨年度は22.8%であることから、急激な伸びを示している。
しかし、Jerry Brown州知事は6月、少なくとも大学関連に対して6億5千万ドルもの削減を含んだ、予算案に署名したため、大学関係者はすでに、この秋学期の授業料の8%の値上げをしたにもかかわらず、さらなる授業料の値上げは避けられないと見ている。
Admissions outcome data show strong demand
http://www.universityofcalifornia.edu/news/article/25858