早稲田大学からの交換留学生、杉山有紀
1900人もの今年のポートランド州立大学の卒業生の中に、早稲田大学からやってきたテニスプレーヤー、杉山有紀の姿があった。
2009年、当時早稲田大学の2年生だった杉山は、交換留学生として杉山有紀は交換留学生としてポートランド州立大学にやってきた。杉山は、日本国内でランク入りしていたテニスプレーヤーであったので、ポートランド州立大学でもプレイしたかったが、NCAAのルールでは正規入学した学生のみ参加を許していなかったので、交換留学生という彼女の立場では参加することができなかった。
交換留学生から、正規学生へ
ポートランド州立大学の総長Wim Wiewelと副総長Gil Latzは、2009年の秋日本に訪問した時に、杉山の母親からポートランド州立大学のテニスチームに入るために、NCAAのルールを満たすための方法を探しだしてほしいと伝えられた。この解決方法は、杉山を早稲田の交換留学生でなく、杉山にアスリート奨学金をオファーして、ポートランドの正規の学生とすることだった。こうして、NCAAも杉山の参加を認めて、杉山は2011年シーズン13勝し、ポートランド州立大学としては2003年以来となる、First Team All Big Sky賞を受賞し、今年度文学の学位を取得し卒業した。現在、杉山は早稲田大学の国際教養学部に戻り学業を続けている。
Latz氏は、今回の杉山に対する対応を、彼女が、ポートランドでテニスをするために、ルールを破ることなく、ポートランド大学、早稲田大学、日本、アメリカとの間のすべての協力関係を失わずに、クリエイティブな方法を見つけたと賞賛した。
ポートランド州立大学
http://www.pdx.edu/