横浜からの交換留学生
横浜からの交換留学生、Ayae Moriさん(17歳)は、まもなく帰国の途につきます。彼女は、the Center for Cultural Interchange (CCI) が提供するプログラムを通して Murrieta Valley High School の2年生としてやってきました。
震災当時は、Skypeで彼氏とビデオチャット中で、彼氏の家が激しく揺れているのをまのあたりにしました。彼女の家と連絡がついたのは震災後3日後の、母親からのメールでした。そのメールには、福島県にいる祖父とおば、おじとの連絡が取れていないと書かれていました。
彼女の72歳の祖父は、福島第一原子力発電所の近くで米と野菜を栽培していました。今年度は農作物を放棄しなければいけないだろうと語っていました。新地町にいた叔父は、消防士で震災直後は救助活動に従事していましたが、津波により亡くなりました。
募金活動
横浜にある彼女の家には主だった被害はありませんでしたが、彼女は母国のために何かしたいと考え、Murrieta Valleyでランチタイム時に募金箱を持って歩きまわりました。募金は総額1,700ドルに達し、アメリカ赤十字社に送りました。
たった一人の留学生
さよならパーティーの場において、留学先のMurrieta Valleyに感謝の言葉を述べる一方、今年度はたった一人の交換留学生であったと明かしました。まもなく、彼女が横浜にいる両親と学校のクラスメイトに再び逢う日がやってきます。
the Center for Cultural Interchange (CCI) program
http://www.cci-exchange.com/