ウエストミンスター大学
ユタ州のウェストミンスター大学は、2008年に入学申請種類を共通化するNPO団体、Open Applicationに参加して以来、州内だけでなくアメリカ全土ならびに海外からの留学生の数を増やしている。質の高い教育を施しているという評判が広がり、昨年度の入学者のうちの4%は海外からの留学生であり、18%が有色人種、25%が連邦政府からの給付金を受けている学生である。
単にユタ州から学生を集めているだけでは、大学内で学問をする上で重要な、多種多様な経験を得ることはできない。
と、ウェストミンスター大学の総長、Michael Bassisは、海外からの留学生を集める理由としてこう答えている。
ウエストミンスター大学に通う学生、Brett Carrollは様々な大学に入学願書を提出したが、スキーをしたいという情熱が強くて、アメリカの北東地域、ニューイングランドからはるばるユタ州へやってきた。
Common Application
Common Applicationは1975年に、アメリカ国内の15の私立大学が新入学願書の共通化を図るために設立したNPO団体で、現在は公立学校も含めた400以上の機関が参加している。入学志願者は、Common Applicationを通して、入学願書や成績証明書など一度書類を作成するだけで、加盟する大学に複数出願できる。
ウエストミンスター大学も2008年から参加しているユタ州の唯一の大学である。現在は新入学願書だけでなく、転入学にも対応し、2010-11年度には、初めて外国の学校が参加した。
Common Applicationへの参加校は、団体のWebページから検索することができる。
Westminster College in Salt Lake City, Utah. A Private Comprehensive Liberal Arts College
http://www.westminstercollege.edu/The Common Application
https://www.commonapp.org/