日本の国際競争力の低下か?
2009年のハーバード大学の学部生数のうち、日本人はわずか5人(中国人36人、韓国人42人)で、しかも同じ年に入学したのは、たった1人だった—この数字は何を意味するのか。
本書では、そもそも「海外進学」の情報がきわめて入手しにくく、留学が選択肢のひとつになりえていないことを指摘する。
実際に海外の12大学(ハーバード大学、オレゴン州立大学、マサチューセッツ工科大学など)に通う学生の声をヒアリングすることで、リアルな海外進学の姿を浮かび上がらせる試みの書なのだ。
これを高校生のときに知りたかった...
東大だけが最高峰でなく、海外には、無数の可能性が広がっていると本書はいう。これから大学に進もうとする人の進路選択、そして日本の大学教育をめぐる議論に一石を投じる1冊。
以下はDiscoverより引用した著者のメッセージだ。
海外大学に進学した場合、どんな4年間が待っているのか、まとまった情報が日本語で提供されることはほとんどありません。
この情報の少なさが、留学に関する議論を非常に表面的なものにとどめているのではないかと思っています。
山本敬洋[ヤマモトタカヒロ]
1984年、東京生まれ。私立武蔵高校、東京大学教養学部総合社会科学科卒業(国際関係論専攻)。米国タフツ大学フレッチャー法律外交大学院修士課程修了(アジア太平洋地域、国際情報コミュニケーション専攻)
国境なき大学選び—日本の大学だけが大学じゃない!
山本 敬洋【著】
ディスカヴァー・トゥエンティワン (2010/07/15 出版)
349p / 18cm ISBN: 9784887598263
価格: ¥1,260 (税込)
Discover - ディスカヴァー
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国境なき大学選び 日本の大学だけが大学じゃない!