結果の光と影
国際学力テストの結果は前回よりも良かった日本だが、そのテスト結果には光と影が見え隠れしている。
The Wall Street Journalが報じている。
【image】Marcus Vegas‘s photostream上海、韓国に遅れを取る
国際学力テストの結果は前回2006年のよりもよかったという。読解力は前回の15位から8位へと、数学は9位そして理科系科目は5位と参加国中トップのレベルの学力であることは証明された。
しかし、経済で台頭している上海や隣国の韓国に水をあけられている。上海はすべてのテストで1位にランクイン、他の国との差を見せつけた。韓国は理科系科目以外はすべて日本を上回った。
教育関係者はひとまず結果に満足しているようだが、アジアの他の国々の発展が目覚ましい中、日本が遅れを取っている感は否めない。とくに留学に関してはほかのアジア諸国が増加傾向であるのに、日本は減少傾向だ。これからは国際社会で生き抜く力が日本では求められている。学力テストの結果は大いに結構だが、人材育成にも力を入れてもらえないものか。
The Wall Street Journal