中国、人気の留学先に変化が!?

オーストラリア留学を控え、英語力診断テストを受ける中国人学生数が大幅に低下した、とTHE AUSTRALIANは報じている。英語運用能力試験IELTSによると、今年アカデミック・モジュールを受験した中国人学生は昨年の103,000人から24%減少の78,000人。さらにジェネラル・ トレーニング・モジュールの受験者数は-35%と、14,303人から9282人まで減少している。この結果を受けて来年のオーストラリアへの留学生減少が決定的となったとしている。


【image】Eduardo Mariz's photostream

Austrade（オーストラリア貿易促進庁）の中国担当者ジェーン・ウォリス氏の話では、教育の質、資源ともにトップクラスとされ選択肢も豊富な留学先であるアメリカが、米ドル安・豪ドル高という流れから、留学費用の面でもアメリカ留学に追い風となっている。また、ビザ処理の速さや卒業後2年間有効の就労ビザが利用できることなどからイギリスを留学先に選ぶ学生も増えているという。

アメリカやイギリス留学を目指す学生が増えた一方、ビザ規制、豪ドル高の影響から留学生のオーストラリア離れが顕著となっている現状に、豪州国際教育委員会のデニス・マリー氏は、オーストラリア留学のプロモーションを向上させるようAustradeに要求している。



HE AUSTRALIANhttp://www.theaustralian.com.au/higher-education/growing-signs-of-china-crisis/story-e6frgcjx-1225967193062

IELTS
http://www.ielts.org/default.aspx

Austrade
http://www.austrade.gov.au/