英語教育に力を注ぐグルジア政府
コーカサスの小国グルジアで普及しつつある英語教育について、英ニュースサイトBBCが報じている。現在グルジアでは、外国の英語教師が子供たちに英語を教えている。同国政府によってボランティアとして招聘された教師の出身国は、米国、カナダ、英国、オーストラリアなどの英語圏をはじめ、北欧や東欧諸国まで様々だという。
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shioshvili's photostream グルジア第2の都市Kutaisi(クタイシ)で、英語を教える米国出身のリサさんは、大半の子供たちにとって初めて触れ合う外国人教師であり、彼女は自分がここに来たことは生徒たちの役に立つだろう、と確信している。
子供たちはロシア語を学んできましたが、英語も勉強することで彼らの世界が広がるはずです。
政府の戦略的な教育
くすんだ灰色の校舎の壁はソ連時代の産物。その当時は、ロシア語とグルジア語の教育が義務付けられていた。ロシアから距離を置こうとする欧米寄りのグルジア政府は、2011年秋から英語を必修科目とすることを決定した。Dimitri Shashkini文部大臣によると、すでに英語は中学生に一番人気の外国語科目だという。
天然ガスも石油もない我々の国では、国民ひとりひとりが大切な資源といえるでしょう。そういうわけで、子供たちへの教育は軽視できない、我が国にとって戦略的な重要性をもつのです。
そんなグルジアが直面する問題について【2】へ続く。
BBC News
http://www.bbc.co.uk/news/world-europe-11734854