アメリカでは受難か?
日本ではMBA取得者は重宝されるようだが、アメリカでは少し事情が違うようだ。アメリカでは留学生がMBA関連の仕事に就くにはハードルがあるとChicago Tribuneが報じている。
【image】madaroni‘s photostream母国での就職も視野に
Marquette Universityの学長:Linda Salchenberger氏によると留学生がMBAを取得して米国で仕事に就くのには障壁があるという。
まず、米国の市民局と移民管理局からH-1B visaという就労ビザを取得しなければならない。しかし、このH-1B visa取得がなかなか曲者で、ペイパーワークや申請料などコストもかかる。就労ビザ取得の過程で数千ドルのコストがかかることから、企業としては能力がほぼ同じくらいならアメリカ人MBA取得者を採用するところがほとんどだそうだ。
これを受けて大学などではアメリカでの就労一本に絞らず、留学生の母国での就労も考えるようにアドバイスしているそうだ。幸いなことに留学生の母国ではMBA取得者の求人が多いそうで、留学生も母国に帰国し就職活動をすることが増えているという。
アメリカでMBAを取得し、仕事に就こうという方は注意しておかなければならないだろう。
Chicago Tribune