31%ものビザ申請を却下
政府がビザの発給制限をしているオーストラリアでは最近18ヵ月で31%ものビザ申請を却下している。そんな中で専門家がビザシステムの新たな問題を指摘していると
The Canberra Timesが報じている。
【image】jenschapter3‘s photostream残高証明とビザ申請期間に問題
オーストラリアのビザシステムに他国との他国と比べ欠陥があると指摘するのはthe Australian Council for Private Education and Trainingのチーフエグゼクティブを務めるClaire Field氏。Field氏は残高証明とビザ申請期間に問題があると語る。
まず、残高証明だがオーストラリアでは滞在期間分の滞在費と授業料を全額賄えるだけの残高を証明しなければならない。その残高証明も一時入金などで作ったものではなく、6ヵ月間口座に維持したものでなくては認められない。一方でイギリスは滞在費と授業料は9ー12ヵ月分の証明ができればよく、残高証明も一時入金で証明しても問題はない。
また、ビザ申請期間だが、オーストラリアでは申請が認められるまで最大6ヵ月を要するが、アメリカ、イギリス、カナダなどでは4-6週間で申請が通る。
Field氏はこれらの問題を速やかに改善しなければ、留学生はオーストラリアに愛想を尽かせてしまうと政府を対応の遅さを非難している。
The Canberra Times