新たな留学政策
より多くの学生に海外留学を経験させようというイギリスの国を挙げての取り組みについて英Telegraphが報じている。イギリスでは今後インドなど海外の大学と共有できる学部課程や大学院課程を設立する予定で、この画期的な留学政策が実現すれば英国内大学に進学した学生も留学先で数学や科学、ITなどの学科課程を修了できるようになるという。
学生の語学力を問題視
このような動きは外国語や海外経験に疎いため仕事の機会を失う若者が増えているとの財界有力者からの訴えが発端になったという。英産業連盟(CBI)が今年はじめ発表したリポートによると、学生の語学力に不満がある企業は全体の4分の3近くを占め、半数以上が学生の国際文化への意識不足に警告をしており、今後中国をはじめインド、ロシア、ブラジルなどの国々との交易にも差し支える恐れがあると指摘している。
大学担当大臣のデビット・ウィレッツ議員は話す。
学生達の海外留学を奨励するためには留学先での学修成果がイギリス国内の学位に反映されるのがベストでしょう。
Telegraph
http://www.telegraph.co.uk/education/educationnews/7921050/More-British-students-to-study-abroad-says-Willetts.htmlCBI
http://www.cbi.org.uk/ndbs/staticpages.nsf/StaticPages/home.html/?OpenDocument