日本人ノーベル化学賞受賞
2010年のノーベル化学賞に、パラジウム触媒によるクロスカップリングを開発した北海道大学の鈴木章名誉教授(80)と米パデュー大学の根岸英一特別教授(75)、米デラウエア大学のリチャード・ヘック名誉教授(79)の3人が決まった。
鈴木章名誉教授が留学していたアメリカ、パデュー大学というのはどのような大学なのか。
米パデュー大学とは
インディアナ州立の総合大学であり、大学、及び大学院で計200以上の専攻科目が提供されている。 留学生が多く、全米公立大学中、南カリフォルニア大学に次いで5,479人と第2位、公私全体でも第5位である。
工学分野での評価が高く、なかでも敷地内に大学運営の飛行場を有する航空宇宙工学で知られ、世界で初めて航空工学を取り入れた大学でもある。
また、これまで多くの宇宙飛行士やスポーツ選手も輩出しており、著名な卒業生にはニール・アームストロング(宇宙飛行士、人類で初めて月面着陸に成功)、ロッド・ウッドソン(殿堂入りアメリカンフットボール選手)などがいる。
MBAも取得可能
パデュー大学にはクラナート・スクール・オブ・マネジメントというビジネススクールもあり、修士課程であるMBAを高等留学によって取得することもできる。
「定量性」「多様性」「チーム」「家族的」この4つをクラナートは特長として掲げている。雇用主やリクルーターからの評判、学校の就職支援への評価が共に高く、充実した環境で勉強に集中することが可能だ。
苫小牧民報は会見での鈴木章名誉教授のコメントを報じている。
「運に巡り会う機会は幾つかある。それを生かすかどうか。新しいものを見つけようという気持ち、見つけるため努力が大事」
鈴木章名誉教授は若者たちへこのようにエールを送った。歳を重ねても活力を失わないこの科学者の母校パデュー大学への大学、検討する価値は多いにありそうだ。
苫小牧民報 道民初、鈴木北大名誉教授にノーベル化学賞クラナートMBA日本サイト
パデュー大学公式サイト