アメリカ人気は下火?
ニューヨーク・タイムズが報じたところによると、アメリカは留学生にとって人気の高い国であるとはいえ、アメリカに留学しにくる学生は2000年以降減少しているという。
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アメリカ留学を選ぶ学生は減少
10年前は、海外留学をする180万人もの学生のうち26パーセントがアメリカに来ていた。それ以来、海外留学をする学生のトータル数は増えて、2005年は260万人だったが、2008年は330万人だった。
しかしその中でアメリカに留学してくる学生は同期間で18.7パーセントにまで減少した。留学生数の多い英国、ドイツ、フランスでも減少しているが、アメリカほど急激な減少ではないとのことだ。
米国留学費用は高い?
O.E.C.D.教育総会の職員であるAndreas Schleicher氏はその理由について、 2001年の9.11テロ以来、学生ビザ規制が厳しくなったことも少しは影響しているだろうが、米国での高い授業料と高い生活費が大きな要因だと述べている。
海外留学をする日本人のうちの64パーセント、韓国人のうちの60パーセント、メキシコ人のうちの52パーセント、インド人のうちの51パーセントはアメリカに来る。
しかし、多くの学生がいろんな国に旅行しやすくなり、英語での授業が北欧の大学で受けられるようになってきた今、アメリカの大学は世界中の優秀な学生を引き付けるためにもっと努力が必要だとこの記事は述べている。
NEW YORK TIMES
http://www.nytimes.com/2010/09/13/education/13iht-educBrief13.html?_r=1&scp=1&sq=international%20student&st=cse