不景気の中でも好調
今やアメリカの中でも目を見張る留学ビジネス。大学によっては留学生が増えた減ったと騒いでる様だが、全体としては例年にならって順調なようだ。
【image】Rainer Ebert's photostream2009年のOpen Doors reportによると昨年にアメリカで学んだ留学生の数は671,616人にもなるという。おととしから比べると8%の増加だ。国別で言うとインド人の留学生が最も多く、続いて中国が数を伸ばしている。
人気の専攻科目はビジネス、エンジニアリング、フィジカルサイエンスなどといった理科系の科目のようだ。
意外に知られていないが、カリフォルニアが留学生受け入れ数で1位になる前はニューヨークが1位であった。昨年は74,935人の留学生を受け入れをして、カリフォルニアに続いて第2位の留学生受け入れ数を誇っている。
留学生ビジネスはニューヨークやカリフォルニアなどの大都市のみならず、地方都市の経済の活性化にも貢献している。昨年のデータでは地方都市だけで$16億の経済効果があったという。ニューヨークの北部ではカナダからの留学生が一番多く、その次に中国人留学生が続く。短大や、大学それぞれで受け入れ先の国にばらつきがある事が多いようだ。
留学生確保のための努力
アメリカで留学ビジネスが好調なのは政府による対策もしかることながら、短期大学や4年制大学それぞれが留学生受け入れのための努力を地道に行っているからだ。
各大学で積極的に行っているのが留学生の母国を巡りながらの
プロモーションだ。留学オフィスのディレクターなどが留学生の母国の各都市を回り、大学のプロモーションを行う。
もうひとつは卒業生を通じて卒業生の母国で学校をアピールしてもらう方法だ。こちらは卒業生から生の声を聞くことが出来る。現地での生活や学校の特徴などを事細かに聞くことができ、非常に効果的だ。
大学のホームページを見るとプロモーションのスケジュールが載せられてるので気になる大学がある人は必ずチェックしておこう。
Watertown Daily Times.comOpen DoorsU.S. Commerce Department