以前に留学生の5人に1人が違法滞在だとする記事を載せたが、今度はそれに異議を唱える記事をイギリスの留学生問題議会
のチーフであるDominic Scott氏がイギリスのニュースサイトのguardian.co.ukに寄稿した。
【image: Rob Inh00d's photoatream】Scott氏は問題の記事
One overseas student in five overstays visaに対して以下のようにコメントしている。
イギリス社会が移民や留学生ビザの問題で揺れている最中に誤解を招きやすい見出しで記事を書いたことは大変不適切だ。
違法性はない
Scott氏はoverstaying(違法滞在)という誤解を招きやすい言葉を使うのは留学生たちが違法にイギリスに滞在しているという印象を与える。 しかし、記事には特に法に触るような告発はなかったと主張している。
問題の記事に書いてあった家庭の問題もScott氏によると違法滞在にならないと指摘する。
留学中にイギリス人と結婚をしたり、養子に向かい入れられた留学生はビザとともにイギリスで働くことのできるビザが発行される。 そのビザさえ持っていればイギリスに滞在していても違法性はないという。
五年のビザが切れている学生についても医学部やその他長期コースなどの5年を超えるコースに在籍しており。 悪意のある違法滞在ではないとしている。
Scott氏は最後にこう記事を結んでいる。
問題の記事などから受ける印象は、留学生はイギリス社会の経済や社会問題に悪影響であるかのようだ。しかし彼らは法で厳しく縛り付けられており、専ら勉学に励むしかない状況であることを忘れてはならない。 しかも彼らは留学生マーケットに多額の利益をもたらしている。 移民関連の問題と留学生問題は別物であり、私たちは貴重な収入源をつぶすような真似をしてはいけない。
guardian.co.uk