神田外語大学はGLA学部生を対象に、新企画国内留学「海外スタディ・ツアー2.0」を福島県にある同大の宿泊施設兼国際研修センター、ブリティッシュヒルズ及び同大にて実施する。
同プログラムではコロナ禍であっても教育の質を保つ観点に立ち、4週間にわたってオンラインでリトアニア、エルサレム、インド、マレーシア・ボルネオの4地域と日本を結ぶことで、多文化共生や宗教、人道支援、歴史など各地域のテーマを広く相互に比較しながら学ぶことが可能となる。
語学学習環境が整ったブリティッシュヒルズで本格的な体験
大きな特徴は、英語を公用語とする語学学習環境が整ったブリティッシュヒルズでの本格的な体験ができることだ。オンラインだけではその時限りになるが、英語が日常の生活は同学ならではのプログラムとなる。
さらに、今回はフィールドトリップとして東日本大震災後10年を迎えた福島の現状を把握するため、双葉町の原子力災害伝承館と帰還状況の視察、被災地の人々との交流会、また、東京電力廃炉資料館への視察と同社による講演会などを予定。
「海外スタディ・ツアー2.0」は、今年の6月~7月にて、4週間にわたりオンラインで上記4地域と日本を結ぶ国内でできる海外留学の代替プログラム。
プログラムでは、現地の提携大学などと協議し、講義や学生との交流・討議、バーチャルツアーによるNGOなどへの訪問とオンラインによる実習などの体験プログラムを中心に組み立てている。
(慶尾六郎)