留学するから「赤ちゃんポスト」
「赤ちゃんポスト」とは、諸事情があって新生児を育てることができない親が、匿名で子供を養子に出すための容器、およびそのシステムの通称である。
熊本県熊本市の慈恵病院では、2006年5月10日に「こうのとりのゆりかご」という名の「赤ちゃんポスト」の運用が開始された。
しかし、その「諸事情」に、「親が海外に留学するため」というとんでもない理由も含まれてしまったというから、驚きだ。
「安易な預け入れ」につながっている
この事例は、市の有識者委員会が、平成21年10月から23年9月までの2年間で受け入れた30人を対象に、身元が判明した親らへの聞き取り調査の結果を分析したことによって明らかになった。
有識者委は同日、幸山政史市長に報告書を提出したというが、留学を以外にも、未成年後見人の伯父が、相続財産を着服するために、おいの男児を預けたという事件も起きている。
報告書では、
「明らかな自己都合による利用と見なされる事例があり、安易な預け入れにつながっている」
と指摘された。
海外への留学で、未来への足がかりを作るのはもちろん大切なことだといえよう。しかし、子供をもった以上は「親」としての責任を全うすることが第一ではないだろうか。
編集部
鈴木真美【おすすめニュース】
AV男優大丈夫?女性のアソコをなめると「ガン」になる?!売春合法化への動き効果スゴすぎ「30秒で肩こりが楽になる体操」「人より犬が多い」発言の留学生、奨学金停止赤ちゃんポスト“安易な利用も”
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120329/k10014066561000.html赤ちゃんポスト:検証報告書の概要
http://mainichi.jp/life/today/news/海外留学の親が預けたケースも 赤ちゃんポスト
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120329/