「人より犬の方が多い」発言
2012年3月26日、シンガポールに留学中の中国人留学生(25歳)が、“中国版ツイッター”で、
「シンガポールでは、人より犬の方が多い」
と発言し、「罰金、奨学金停止、3か月間の社会奉仕」という厳しい処分を受けていたことが明らかとなった。
この学生は、8年前に中国の江蘇省からシンガポールへ渡っており、政府の奨学金により学費だけでなく、滞在費も援助されていたという。
現在はシンガポール国立大学に在籍し、機械工学科の4年生であった。
留学先でのマナーを忘れずに
そんな恩義も忘れ、“中国版ツイッター”で、
「シンガポールの街中では、誤って人にぶつかったりすると相手ににらみつけられる。いちばん面倒なのは口うるさい中年。こちらをにらみつけるか、ブツブツ文句を言ってくる。シンガポールでは、人より犬の方が多いんだ!」
と投稿したために、大問題に発展した。
「シンガポールでは、働きながら苦学している学生もたくさんいるんだ。いっぽう、彼はシンガポール人の血税を使って勉強している。それなのに、恩義を忘れて我々を侮蔑するとは。大学側には彼への奨学金を停止し、除籍としてもらいたい」
というような苦情が大学当局にも届けられ、同学は公聴会を経て、
「問題の学生の発言を不当なものとみなし、3000シンガポールドル(約20万円)の罰金に処す」
と発表し、さらに今学期分の奨学金の停止と3か月にわたる社会奉仕活動を命じたという。
この学生はすでに学校側に対して謝罪をしたそうだが、奨学金をもらっていようがいまいが、「留学」をする際には「相手国へのマナー」を忘れないようにすることが大切である。
編集部
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