イギリスで、留学生を対象にした悪質な事件が続いている。果たしてイギリスにとって留学生は「歓迎される」存在なのだろうか。
イギリスで留学生を標的にした事件が続く
この6か月間に、イギリスで留学生が被害にあう事件が続いている。
まず最初にあげられるのは、イギリス中が目を疑った「暴動事件」の際のマレーシア人留学生のビデオ流出だ。
昨年夏、イギリスのロンドン北部で警官が黒人男性を射殺したことに抗議するデモが暴徒化し、放火や建物などが襲われる暴動が起きたことは記憶に新しい。
このビデオは、その暴動に巻き込まれてけがをしたマレーシア人の少年が、助けるように見せかけた数人の暴徒に荷物を盗まれるところをとらえた。
年末にはインド人留学生の少年が無差別に銃殺される事件が起き、先週はプリマスで留学生のショッピングセンターへの立ち入り禁止の検討が問題になった。
これに追い打ちをかけるように、イギリス政府は外国人留学生たちのビザ取得を難しくするような新たな法律を施行しようとしている。
それでもイギリスへ留学する学生が多いわけ
それでも、今のところ留学生の数は増加している。それもイギリスの大学が評価に値するものだからだろう。しかしながら、そうした大学たちも授業料の値上げや専攻科目の削減など、徐々に権威を失いつつある。
留学生たちは、その国の状況や大学が本当にそこで学ぶ価値のあるものなのか、十分に検討して進学を決める必要があるだろう。
編集部 鈴木真美
Are International Students Still Welcomed to Britain?
http://www.huffingtonpost.co.uk/Huge Support for Malaysian Student Attacked During Riots
http://www.foreignstudents.com/