留学生からの危害におびえる大学教師たち!!
大学教師たちが「成績が悪い留学生によって、死の恐怖にさらされる」という、とんでもない状況が増加している。
そして信じられないことに、「ドル箱」である留学生を手放したくない大学はこの状況に目をつぶっているというのだ。
生徒からある教師に送られた脅迫状
オーストラリアのビクトリア警察は、ある留学生が有名大学の教師に送った脅迫メールについて、調査をすすめている。
生徒は、「どうしてあんなに低い成績をつけてくれたんだ?お前とお前の家族を2012年に殺してやる。本気で殺してやる。どんなにお金がかかってもかまわない。俺は本気だ。」とメールでまくしたてた。
また大学のグラウンドで「危害をくわえる」ことを直接警告したともいう。
教師たちの被害はひろがっている
留学生による大学スタッフへの危害は、かなり広がっているという。
車が落書きされたり、家が壊されたり、ときには上記の事件のように、教師自身が直接脅迫やストーカー行為をうけることもあるようだ。
また脅迫文はEメールやFacebookなどのソーシャルネットワークを利用して、オンラインから送られることが多いという。
どうして大学は何もできないのか?
2011年、ビクトリア州で大学に入学する留学者の数は15万1000人以上にのぼったという。
留学生は一般的に、年間1万4000から3万5000オーストラリアドルほどの学費を要求される。これは、一般学生の学費とはくらべものにならない、とても高額な値段である。
まさに、大学にとって留学生は「ドル箱」であり、彼らを手放したくない大学は、こうした脅威にもしぶしぶ目をつぶっているのだ。
ツイッター、フェイスブックで批判の声があがる
このニュースが報道されるやいなや、この信じられない大学の対応について、ツイッターやフェイスブックで続々と批判の声があがっている。
しかし残念なことに、まだ具体的に大学が動き出すまでにはいたっていない。
困ったのは教師たちだ。生徒による危害でトラウマをかかえてしまうことさえもある。今は、自分の個人情報をできるだけ明さないようにするほかない。
編集部 鈴木真美
Bad grades prompt surge in university death threatsStudents threaten teachers on Facebook