中国人留学生の増加
近年、たくさんの若い中国人が海外に押し寄せている。
2011年に海外で学ぶ中国人の数は、約35万人にものぼったそうだ。びっくりすることに、3才の息子を海外留学に送り出した両親もいるという。
どうして中国人は海外で学ぶことを選ぶのか?
北京大学付属高校のインターナショナル学部が43人の生徒に行ったアンケート調査によると、76.7%の生徒が「海外の教育水準は中国の水準よりも高いと思っている」と回答したという。また81.4%の生徒が「海外で学ぶことは将来の可能性を広げ、より良い機会を与えてくれると思っている」とも回答した。
両親が将来その国へ移住することを考えて、子どもを海外へ送り出すことも多いという。教育はある種の投資で、子どもにその国で永住権をとらせ、自分たちをファミリー枠で移住させるのだという。
中国人留学生の新しい傾向とは
こうした中国人留学生の急上昇において、大きな変化がひとつある。高校生のうちから海外に出る中国人が増えているのだ。
上海高校の学生のうち、海外へ留学する生徒の割合は2011年には約40%になったという。
しかしながら、若い留学生の増加には問題もある。思春期で不安定な子どもたちが、自分たちの国とは全く違う文化や環境の中で勉強をしなければならないのだ。
編集部 鈴木真美
Chinese students abroad getting younger
http://english.peopledaily.com.cn/90782/7700154.html