フィリピンを留学先に選ぶ学生増加中
ここ最近,フィリピンを留学先に選ぶ学生が増えているという情報を,フィリピンの新聞 Philippine Daily Inquierが6月に掲載した。フィリピンが留学先に選ばれる理由として,次の理由をあげている。
学費の安さ
フィリピンでの教育にかかるコストや生活にかかるコストは,他の国に比べて低い。例えば,アメリカの大学に留学した場合,年間3万ドル以上を必要とするのに対し,フィリピンでは2500ドル以下で済ませることができる。
母国で薬理学を学んだナイジェリア人,Ikechukwuは,フィリピンだと家族の貯蓄を使い果たさずに勉強をすることができることを利点としている。コストが低いことで,フィリピンでテラピー学を学ぶことを決断したアメリカ人もいる。
英語が広く話されていること
フィリピン国内には公立,私立を含めて2100以上の学校が,さまざまな分野におけるコースを提供している。移民に関する方針が外国人留学生に対しては好意的な制度になっているため,2万人近い外国人留学生が特別ビザで滞在している。
他にも,フィリピンはアメリカの植民地であったため,英語がかなり普及しているので,韓国や中国から,短期間の英語語学学校に通っている学生も数万いる。先ほどのIkechukwuもフィリピンに留学前,海運業コンサルタントをしている彼の父親が実際にフィリピンに訪れ,英語が広く使われていることを確認した。
アジアの教育のメッカ
フィリピン政府は1980年代から,薬学と農学の分野で積極的に外国人学生を勧誘し始めた。後に,英語語学や,パイロット学校,ホテル・レストラン経営学,船舶学校などのコースを提供する学校が増えはじめ,2000年代になると,政府が主体となって,学生に対してのビザ発給条件を緩和し,フィリピンはアジアの教育における中心地であることを宣伝し始めた。他にも,オーストラリアやアメリカ,韓国,カナダ,ヨーロッパの国々の学校と交換留学プログラムを実施してきた。
フィリピン人の人のよさ
学費の安さだけでなく,フィリピン人の人の良さを魅力にあげている留学生もいる。フィリピン人のライフスタイルはゆったりしたものである。このゆるさが外国人留学生をひきつける魅力となっている。
Universities and Schools in Philippines offering English medium medical, piloting and other courses.
http://www.studyinphilippines.com/