東進ハイスクール・東進衛星予備校(東進)を運営する株式会社ナガセは、2022年入試において、東進から東京大学に現役合格した生徒を対象に、アンケート調査を実施した。
13.8 %とコロナ禍以前の 2019 年よりも低い結果に
その結果、6割以上が「留学をしたい」と考えていることが判明。2019年からの比較で、コロナ禍で下がっていた留学への意向が回復傾向にあることがわかった。
まず、「留学をしたいと思いますか」という質問への回答を見ると 2020 年、 2021 年と新型コロナウイルス感染症の影響で落ち込んだと思われる、留学への意向が回復傾向にあることがわかった。
「留学をしたい」は、2020年に前年を下回ったものの、そこから上昇に転じ、2022年は61.9%となった。
また、 26%は「絶対にしたい」と回答している。文部科学省等の資料によると、留学をする大学生は全体の4%程度のため、東大現役合格者の留学への意識は非常に高いと言える。
また、「留学をしたくない」という層は前年まで増加していたが、今年は13.8 %とコロナ禍以前の2019年よりも低い結果となった。
●東大現役合格者アンケートについて
東大合格発表後の3月10日(木)から12日(土)までインターネット上で実施。有効回答数384件。東大合格に至るまでの学習について、習い事・読書経験、大学で取り組みたいことや将来の希望について調査・分析を行い、教育コンテンツの開発、改良改善等に活用している。
(坂土直隆)